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毒きのこ「ドクササコ」標本いただきました

こんにちは、前回に引き続き毒きのこの話題です。
今回はきのこ観察会講師の滝澤様より、「ドクササコ」の標本を頂きました。

ドクササコの特徴の根元の白い菌糸がわかりやすいですね。
ドクササコは比較的有名な毒きのこです。
毒に即効性はなく食べてから数日後に中毒症状が現れます。
身体の末梢神経に激しい痛みが起き、痛みが引くには3ヶ月ほどかかる非常に苦しみの強い中毒症状です。
即効性が無いがために、ドクササコであることに気づかず大量に摂取してしまう危険があります。
竹藪やケヤキの木の下の落ち葉によく生えるそうです。家の庭でも見受けられることがあるそうです。
標本の状態でもとても良い香りがして、毒きのこであることが知らなかったらうっかり食べてしまいそうです。十分にお気を付けください。

さて、今日朝からずっと降っていた雨が上がったので外へ出てみると、面白いきのこを発見しました。

目に入ったとき、ミミズかと思いました。まるで生き物の触手のようです!
滝澤様に伺ったところ、「キツネノエフデ」というきのこだとお答えいただきました。
このきのこも過去に中毒の例があるとのことなので、有毒であると考えられます。

昨年いもり池周辺で発見したあの猛毒きのこは今年も出てくるのか・・・今後も動向を追っていきたいと思います!

猛毒きのこ「カエンタケ」

ご無沙汰しております。
すっかり夏が終わり過ごしやすい日々となりました。
ここ池の平は昼間でも20℃を下回る日が続いています。

さて、本日は当館のきのこ観察会にて講師を務めて頂いております滝澤則之様より、猛毒きのこであるカエンタケの実物を拝見させていただきました。

こちらです!

※写真撮影後処分しました。

大きさ約5cmほどの小さなものですが、このサイズのカエンタケ1個でも人間に対して致死量の毒があるそうです。恐ろしいですね。
カエンタケの毒は即効性のもので、かつ自然毒の中でも最強クラスの猛毒です。
人間の生きている身体の細胞に直接、即ダメージを与えます。食べてしまうと飲み込んだ直後から食道、胃など消化器がすべて潰瘍を起こし、死に至ります。
奇跡的に命は助かったとしてもカエンタケの毒で脳が縮んでしまって、重い後遺症が残ってしまうそうです。
生のものを素手で触れただけでも皮膚にただれを起こすとのことです。
昨今の状況により皆さん頻繫に手洗いや手のアルコール消毒を行っていますよね。きっと普段の時よりも皮膚が敏感になっています。特に注意してください。というよりも

絶対に見つけても触らない、採取しないでください。

生で触ってはいけないきのこは稀ですので、通常きのこに触る際には素手でも問題ございません。
広葉樹の枯れ木に生えるということですので、そういったところで赤くて細長いものを見つけた際にはお気を付けてください。

ちなみに今年既に冬虫夏草と間違えて誤食し中毒は発生しているとのこと。
これから秋のきのこシーズンがやってきます。みなさまも十分に注意し採取したきのこを食べる際には慎重な判断をお願い致します。

10/25追記
枯れ木に生えるカエンタケの写真をご提供頂きました!

こうしてみると炎が燃えているようにも見えます。
この姿がカエンタケの名前の由来なのも納得できます。