月別アーカイブ: 2021年3月

今年のミズバショウは……???

こんにちは。
春日山ではカタクリの群生が見ごろを迎え、斐太歴史の里でもカタクリの花が咲き始めました。
いもり池周辺のミズバショウの状況についてお伝えします。
3月28日現在、いもり池周辺の湿原では、雪が溶けて湿原が見えているエリアもあります。
早い個体では、白い苞が少しづつ見えてくるようになりました。

ミズバショウ、咲き始めた個体

今シーズンの見ごろですが、もしかしたら例年よりも時期が前倒しになる可能性があります。
例年であれば4月下旬から5月の大型連休あたりが一番ピークとなっていますが、4月中旬から下旬頃になるかもしれません。
今後も随時いもり池周辺のミズバショウ情報をお届けします。ぜひお楽しみ!

工作に向けての準備

ここ一年、新型感染症の影響を受けて実施できなかった松ぼっくりやドングリ、木を使った工作。覚えてくださっている方はいるでしょうか。
旧ビジターセンターの時は開館中いつでも工作できる状況でしたが、現在スペースの問題や備品の共用問題があってなかなか開催が難しい状況でした。

今度久しぶりに工作ができそうな状況となりいそいそと材料集めに繰り出しました。
主にカラマツの松ぼっくりと、ドイツトウヒの松ぼっくりです。

花粉症対策をしっかりして林の中を右往左往……できうる限り肌を覆い髪の毛を仕舞い、メガネにマスクで袋を持っているので傍から見たら不審者かもしれなかったですね。

そうして集めてきた材料たちがこちら!

まだ個数的に寂しいのでもう少し数を集めたいところです。

拾ってきた松ぼっくり達はそのまま保管していると中に住んでいる虫に食われたり、土で汚れています。

汚れてもいい鍋を使って煮沸します。
熱湯で少しゆでることによって虫は死に汚れも落ち、雑菌も消毒されます。
お子様が拾ってきた松ぼっくり、どうしたものかと悩まれているお父様、お母様がいらっしゃればぜひお試しあれ。
ちなみに残ったゆで汁はこんな感じになります。

ゴミが沈殿しお湯が茶色くなって若干表面に油が浮きます。
長い時間茹でると色が抜けてしまうので注意が必要です。
野菜を茹でる時と同じような感覚で茹でていただければ大丈夫です。

鍋から上げてよく乾燥させたら完成です!
そのまま飾るもよし、デコレーションするもよし。興味のある方お試しください。

野鳥も動き出す春

3月も中旬を迎え春の気配が強くなってきました!
杉の木の花粉も飛び始め、マスクとお薬で耐え忍ぶ日々です……
積雪も1m50cmを下回り、スノーシューコースのCLOSEも目前です。

さて、今日は野鳥が数羽、いもり池案内所へ遊びに来てくれました!
事務所の窓から眺めた約10分の間にカケス、コゲラ、アカゲラ、キジバトの4種7羽確認できました。

カケス
アカゲラ
デーデー ポポーでおなじみキジバト

他にも目視で確認できなかった小鳥も数羽居ました。
春はバードウォッチングの季節!是非ともここ妙高高原でバードウォッチングをお楽しみください。
「双眼鏡が無いから鳥が見れない…」という貴方、双眼鏡のレンタルサービスも当館で行っております。お気軽にお問い合わせください。

スギ&ヒノキでお茶作り!

日本にある針葉樹の多くは、冬も落葉せず、青々と美しい色をたたえています。
妙高高原では、カラマツはすっかり葉を落としましたが、スギとヒノキは今も美しいものです。

そんな元気な葉っぱがあれば、お茶にしたいと思うのが人情。
今回は、その2つをお茶にしてみました。

左:ヒノキの葉 右:スギの葉

冬でもお茶は作れる!そんな野望を胸に、まずは枝を細かく分けます。

まずはスギの葉から

こまかくしたら、それを180℃程度まで温めたホットプレートに載せます。
私は野草茶を作るとき、いつもこうやって葉の水分を飛ばしています。
焦がさないためにはもっと低い温度の方が良いのでしょうが、私はスピード重視で高めの温度にしてしまいます。

結論から書くと、このやり方はオススメできません。
この後、大量の煙が出てきました。
スギですからね、そうなりますよね。

ただ問題は、この煙にはかなり「ヤニ」が含まれるハズで、
あまり吸い込んでしまうのは、健康のことを考えると、避けた方が無難だと思いました。

この方法を試す際は、設定温度は低めにし、必ず換気を行ってください。
もしくは天日干しで乾燥させるのが一番だと思います。

スギの葉を素手で千切っているときも、ヤニがついたらしく、しばらく指がベタベタしました。

煙を避けながら頑張りました

ある程度まで温め続けると、水分が飛んで、カラカラになってきました。
最初から枯れ枝を拾ってきても同じだったんじゃないかと思えてきます。

続きまして、ヒノキです。いい香りがします。

ヒノキの葉は、温めながら、すごく良い香りがしました。
この香りのためだけに、ヒノキの葉を常日頃から温めておきたいぐらいです。
ただスギ以上に火加減が難しく、あっという間に焦げてしまいました。

そしてできました。
スギ茶、ヒノキ茶です!

どちらも葉が硬そうなので煮出した方が良さそうです。
ただコンロが無いので、今回は湯を注いで10分ほど置いただけにしました。

そして待つこと10分・・・

香りは・・・とても良い!
スギの葉はホットプレートで温めているとき、まるでスギ林を一箇所に凝縮したようなキツめの匂いがしたので不安だったのですが、お茶になるとすごく良い香りです!

そして味は・・・おいしい!
これがスギ味か、と思い知らされるような独特さはなく、スッと飲みやすい味でした。

ヒノキ茶も香り高く、味も整ったおいしいお茶でした!

スギ茶です。ヒノキ茶は撮り忘れてしまいました。

今回、私も初挑戦だった上、成分が不明ですので、自ら試飲しました。
しかしこんなに美味しいお茶になるとは、正直、意外でした。
こんなに美味しいなら、冬でも野草茶、作れてしまうかも!?

最後に野草茶作りの注意点です。
野草茶は成分が不明な場合が多く、毒成分が無いかなど、書籍を用いた十分な下調べが必要です。
「安全」とうたわれる場合でも、複数の植物を組み合わせてしまった場合(ブレンド茶)、思わぬ作用を引き起こす場合があります。
一度に飲むのは一種類までにした方が良いと考えております。
一種類であっても大量に飲んでしまうと、やはり健康を害する恐れがあります。

また木によっては細菌や病気に感染している場合があります。
実際に妙高高原でも、てんぐ巣病という病害にかかったスギが数多く見られます。
人間への影響が不明ですので、必ず避けてください。
事前に、木や病気のことをよく調べる必要があります。

また植物の採取は必ずご自身の私有地など、問題の無い場所で行ってください。
いもり池周辺を含む国立公園内でも、植物等の採取は厳にお断りしております。

・・・と、注意点は数々ありますが、野草茶作りは楽しいものです。
味覚も使ってこそ「五感で自然を楽しむ」。

そんな素敵な体験、皆様もいかがでしょうか!