スギ&ヒノキでお茶作り!

日本にある針葉樹の多くは、冬も落葉せず、青々と美しい色をたたえています。
妙高高原では、カラマツはすっかり葉を落としましたが、スギとヒノキは今も美しいものです。

そんな元気な葉っぱがあれば、お茶にしたいと思うのが人情。
今回は、その2つをお茶にしてみました。

左:ヒノキの葉 右:スギの葉

冬でもお茶は作れる!そんな野望を胸に、まずは枝を細かく分けます。

まずはスギの葉から

こまかくしたら、それを180℃程度まで温めたホットプレートに載せます。
私は野草茶を作るとき、いつもこうやって葉の水分を飛ばしています。
焦がさないためにはもっと低い温度の方が良いのでしょうが、私はスピード重視で高めの温度にしてしまいます。

結論から書くと、このやり方はオススメできません。
この後、大量の煙が出てきました。
スギですからね、そうなりますよね。

ただ問題は、この煙にはかなり「ヤニ」が含まれるハズで、
あまり吸い込んでしまうのは、健康のことを考えると、避けた方が無難だと思いました。

この方法を試す際は、設定温度は低めにし、必ず換気を行ってください。
もしくは天日干しで乾燥させるのが一番だと思います。

スギの葉を素手で千切っているときも、ヤニがついたらしく、しばらく指がベタベタしました。

煙を避けながら頑張りました

ある程度まで温め続けると、水分が飛んで、カラカラになってきました。
最初から枯れ枝を拾ってきても同じだったんじゃないかと思えてきます。

続きまして、ヒノキです。いい香りがします。

ヒノキの葉は、温めながら、すごく良い香りがしました。
この香りのためだけに、ヒノキの葉を常日頃から温めておきたいぐらいです。
ただスギ以上に火加減が難しく、あっという間に焦げてしまいました。

そしてできました。
スギ茶、ヒノキ茶です!

どちらも葉が硬そうなので煮出した方が良さそうです。
ただコンロが無いので、今回は湯を注いで10分ほど置いただけにしました。

そして待つこと10分・・・

香りは・・・とても良い!
スギの葉はホットプレートで温めているとき、まるでスギ林を一箇所に凝縮したようなキツめの匂いがしたので不安だったのですが、お茶になるとすごく良い香りです!

そして味は・・・おいしい!
これがスギ味か、と思い知らされるような独特さはなく、スッと飲みやすい味でした。

ヒノキ茶も香り高く、味も整ったおいしいお茶でした!

スギ茶です。ヒノキ茶は撮り忘れてしまいました。

今回、私も初挑戦だった上、成分が不明ですので、自ら試飲しました。
しかしこんなに美味しいお茶になるとは、正直、意外でした。
こんなに美味しいなら、冬でも野草茶、作れてしまうかも!?

最後に野草茶作りの注意点です。
野草茶は成分が不明な場合が多く、毒成分が無いかなど、書籍を用いた十分な下調べが必要です。
「安全」とうたわれる場合でも、複数の植物を組み合わせてしまった場合(ブレンド茶)、思わぬ作用を引き起こす場合があります。
一度に飲むのは一種類までにした方が良いと考えております。
一種類であっても大量に飲んでしまうと、やはり健康を害する恐れがあります。

また木によっては細菌や病気に感染している場合があります。
実際に妙高高原でも、てんぐ巣病という病害にかかったスギが数多く見られます。
人間への影響が不明ですので、必ず避けてください。
事前に、木や病気のことをよく調べる必要があります。

また植物の採取は必ずご自身の私有地など、問題の無い場所で行ってください。
いもり池周辺を含む国立公園内でも、植物等の採取は厳にお断りしております。

・・・と、注意点は数々ありますが、野草茶作りは楽しいものです。
味覚も使ってこそ「五感で自然を楽しむ」。

そんな素敵な体験、皆様もいかがでしょうか!